近い将来、中国製(メイド・イン・チャイナ)の商品価格が上昇する可能性が高いと多くの海外メディアが報じている。
この原因は、中国製造業における雇用難。
現在の中国の製造業では、注文が殺到し、多くの工場では人手不足からその注文をさばききれない状況にあるという。
雇用難は特に、「世界の工場の心臓部」と言われる広東省と珠江デルタで目立っている。
工場の生産ラインが止まってしまったので、給与を30%もアップしても人が集まらないという。
広東省と珠江デルタの雇用難の背景には、次の2点がある。
(1)中国政府が進めてきた農業優遇政策
農業税の廃止などで農民の収入が増加した。
(2)重慶市、武漢市、南昌市など内陸の中規模都市の建築ブームと急激な経済成長
出稼ぎ労働者たちは大都市とそれほど給与の差がなくなったこれらの都市で働くことを好む人が多い。地理的に故郷に近いから。
広東省と珠江デルタは急増する受注に対応するため、給与を20〜30%上げ、労働力の確保を急いでいる。
しかし、工場で働く労働者の賃金が高くなれば、それは商品の製造コストアップにつながることになる。
このままコストがアップすれば、将来的には中国よりも人件費が安いインドや東南アジアに世界の工場の座を奪われると予測しているメディアも存在する。
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